建築基準法と家の血統書

外２００５年に姉歯元一級建築士の起こした偽装計算書の事件で建築士が不正をした事で建築士や専門家に対しての信頼低下や建物の安全性にも不安を持たれました。

米国のサブプライムローン破綻で建物の担保としての価値に疑義が生じたました。

2015年に起きた旭化成建材による杭の書類偽装事件による業界の悪習や偽装による連帯責任の喪失と言う建物の安全性に関わる事件がおきました。

姉歯事件が契機となり「家の血統書」が作られました。

手抜きを防止するだけでなく新築の建物制作過程での透明性、健全性を明らかにする。

国が各種法律を作り目指しているのは家の施工の透明性を明らかにして、建材や設備の耐用年数や交換時期まで記載されている維持管理計画の作成、実行で建物を健全に維持する事で家の資産価値を長く保たせ、老後の年金の

一部にできる建物にする事です。

建築基準法

戦後昭和25年に制定された建築基準法は国民の生活、権利、健康、財産の保護のために建築物の敷地設備構造用途について、その最低基準を定めた法律です。

不足している住宅を作るために最低の基準を決めたものでした。

制定以来「仕様規定」が主で「性能規定」は例外でしたが、平成12年に基準法の改正で設計の自由度の向上、国際的な基準との整合性などにより両者の選択になり

自由度が増えました。

品確法や長期優良住宅の法整備が制定され建築基準法以上の建物が建てられる時代に、３０年でスクランプアンドビルドする建物を建てて良いのでしょうか。

「仕様規定」は構造や形状を具体的な材料や寸法で決めているため、目視・測定により容易に適合性を判定できる。

「性能規定」技術基準を、法目的を達成するために必要な性能を示すことによって規定して行こうとする考え方で、必要な性能が得られるならその方法は原則として

自由であるとするため、性能を試験で証明して国の認定を受けいています。

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